今回は、北条早雲が城主となった、北条氏旗揚げの城、静岡県沼津市の興国寺城に行って参りました。
興国寺城の概要
長享元年(1487)、駿河(現在の静岡県東部)の今川氏の後継者争いを解決した北条早雲は、手柄によって興国寺城の城主となりました。早雲が伊豆(現在の静岡県伊豆半島)の韮山城へ本拠を移した後、興国寺城のある東駿河は北条氏、武田氏、今川氏が争奪しました。江戸時代に立藩した興国寺藩は、開府から4年後に改易され、城は廃城となりました。

尾根の先端部に築かれたため、北から本丸、二の丸、三の丸が直線に並んでいるよ。

地形の特徴から縄張が決められたんだ!
関東支配の北条氏が発起した興国寺城登城
JR東海道本線の原駅からバスで7分ほどで興国寺城入り口の東根古屋に着きました。根古屋と呼ばれるそのあたりからは、愛鷹山を背景に東海道新幹線が見えます。

静岡の雄大な自然と新幹線がマッチする良い景色ですね。興国寺城は、愛鷹山南麓には利出した尾根の先端部に位置しています。
バスから降りた場所は、すでに三の丸の領域でした。そこから北へ、土塁を見ながら二の丸を進み、本丸手前に着きました。そこからは、本丸と周囲の土塁を見ることができます。

最大高さ14mにもなる大土塁は、江戸時代初期の造営だと推定されています。

土塁というと江戸時代以前の造営だとイメージしてたけど、この土塁は違うんだ!
本丸には穂見神社があり、その境内に続100名城スタンプが設置されています。神社を後にして、背後の急な階段を上り、伝天守台跡に着きました。

伝天守台跡には、礎石があります。本来あるはずの瓦の出土がないため、天守のような建物は建てられなかったと考えられています。
伝天守台跡から、さらに北へ階段を下りると、巨大な堀が見えてきます。

北曲輪と本丸を遮る大空堀で、堀底に大きな段差があります。

本丸の大土塁やこの大空堀から、興国寺城の規模感を体感できるんだね!
北曲輪の横には、東海道新幹線の線路が走っていて、橋から新幹線を見ることができました。

城郭内から間近で新幹線が見られることに驚きました!特別感があって良いですよね。
今回は、「最初の戦国大名」北条早雲ゆかりの城に行けて良かったです。
参考:公益財団法人 日本城郭協会,(2018),『続100名城公式ガイドブック』



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