今回は、徳川軍を2度退けた名将真田氏の城、長野県上田市の上田城に行って参りました。今回で、2回目の攻城となります。真田幸村好きとしては、興奮する城です!
上田城の概要
この城は、真田昌幸によって築城されました。第一次上田合戦と第二次上田合戦の2度にわたり、徳川の大軍を真田氏が撃退したことで有名です。江戸時代、仙石忠政が入封し、近世城郭へと改修されました。
この城の強みは何なの?
千曲川に面した尼ヶ淵の断崖を利用して築かれた堅固な城になっているところだよ。
真田ムードの上田の町
JR長野新幹線・しなの鉄道の上田駅に着きました。
駅前には真田幸村騎馬像がありました。
かっこいいですね!それでは、上田城へ向かっていきます。
上田の町は真田氏のシンボル、六連銭であふれていました。
真田ムードで町を歩くだけで楽しいです!
少し歩いて、上田藩主居館跡に着きました。
上田藩主の屋敷跡で、現在は上田高校になっています。
大手通りを少し歩いて、上田城の二の丸橋に着きました。橋の下は、けやき並木遊歩道になっています。
二の丸の堀跡で、現在は遊歩道として整備され、多くの人が散策しています。
櫓がそびえる上田城
橋を渡ると、二の丸に着きます。そこには、上田市立博物館がありました。
上田城復元模型や歴代城主の甲冑、上田藩関係の資料が展示されています。入館料は、2023年現在、小・中学生100円、学生(高校生以上)200円、一般300円で、櫓見学とセットで小・中学生150円、学生(高校生以上)300円、一般500円でした。様々な兜があり、面白かったです。
二の丸からは、本丸土塁が見えます。本丸土塁の隅欠きを見ました。
本丸北東角の土塁が内側にへこんでいます。これは隅欠きといわれ、鬼門除けになっています。
堀の北東角から少し歩いて、二の丸北虎口に着きました。
この虎口は、発掘調査に基づいて復元されました。
二の丸北虎口の横は、陸上競技場になっていて、そこは広大な百間堀跡になっています。陸上競技場の方へ向かう道には、堀へ水を通すための石樋があります。それでは、本丸へ向かっていきます。
本丸は櫓門から入っていきます。
南櫓(左)と北櫓(右)は明治時代に遊郭として使われていたのを、上田市が買い戻して移築され、復元された櫓門でつなげられました。櫓門は、アニメ映画『サマーウォーズ』で陣内家の門として描写されています。
櫓門と両脇の櫓が並んでいる感じがかっこいいね!
敵を狙撃するための小窓、狭間など、仕掛けがあるよ。
櫓門の石垣の中には真田石がありました。
高さ2.5メートル、幅3メートルの城内最大の石です。真田幸村の兄、信之が動かそうと試みるも、微動だにしなかったといわれています。
櫓門をくぐり、櫓内部を見学しました。2023年現在、小・中学生100円、学生(高校生以上)200円、一般300円で、博物館とのセット観覧料もあります。
櫓からは上田市内が一望できました。
櫓内部は資料館になっていました。石落や狭間など敵を撃退する仕掛けがありました。
それでは、本丸へ行きます。本丸に入ってまず、大きな真田信繁(幸村)公大兜がありました。
真田幸村が身に着けたといわれています。真田!って感じがしました。
本丸には眞田神社があります。
真田父子をはじめ、代々の上田藩主を祀る古社です。上田合戦において、真田軍が少人数で徳川の大軍を撃破したことにあやかり、「落ちない城」として勝負運や学業成就にご利益があるとされています。境内には真田の絵馬が並んでいる道がありました。
真田の絵馬はレアで良いなと思いました。
また、青年眞田幸村(信繁)公之像もありました。
戦場の姿をモデルにしていてかっこいいです。
神社の隣にある本丸跡の広場は、土塁や石垣が残されているのみです。「史跡上田城跡本丸跡」の石碑などが立っています。
難攻不落の理由
次に、西櫓を見て、横に設けられている急な階段を下りて芝生広場の尼ヶ淵へ行きました。そこから西櫓を見上げました。
西櫓は、城内の3棟の現存櫓のうち、唯一昔の姿をとどめているものです。仙石氏によって創建された場所に当時とほぼ同じ建物のまま建っています。当時は、南側の切り立つ崖の下に千曲川が流れていました。河岸段丘を利用したたため脆いのが難点で、石垣により補強されました。
千曲川に面したこの尼ヶ淵の断崖がこの城を守るんだよ。
まさに難攻不落って感じだね!
真田氏ゆかりの堅城に行けて良かったです。
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