大分府内城 海川の水に守られた堅城

大分府内城 人質櫓 九州・沖縄

今回は、豊かな水で城を固めた水城、大分県大分市の大分おおいたないじょうに行って参りました。

大分府内城の概要

この城は、福原直高なおたかが築城し、直高に代わって城主となった竹中重利しげとしが大改修した城です。北は大分湾の海に面し、東には大分川があり、城は堀で固められました。

早くも改易

築城が終わり1ヵ月経った慶長5年(1600)5月、福原直高は突如にして領地没収を言い渡されます。石田三成の妹婿であった直高は、関ヶ原の戦いにより改易を命じられました。

イッセイ
イッセイ

三成の敗北により、直高の進路は大きく変えられたんだね。

水に守られた堅城、大分府内城入城

JR日豊線の大分駅に着きました。

駅から徒歩15分ほど歩きました。大分の町が栄えている様子を感じることができました。

大分市役所前の交差点を渡ると、西の丸西南隅櫓が見えました。

堀と櫓がマッチしていて美しいです。

少し歩くと、城の入り口、大手門に着きます。

大手門に100名城スタンプが置いてありました。門を通ろうとしたところ、門の脇に猫がいたのが目に留まりました。

門の隙間に留まっていて、とても可愛かったです。

門の先の城内は駐車場になっており、整備中でした。駐車場の奥に本丸があり、天守台が見えました。

竹中重利が四重の天守を建てましたが、火災で焼け落ち、以後天守は建てられませんでした。現在はづらづみの天守台石垣だけ残っています。

用語解説

野面積……切り出したままの小・中自然石をほとんど加工せず積み上げた石垣

天守台の上からは、大分の市街地を一望できました。

正面には大分市役所が見えます。

天守台を下りて、廊下橋を渡り、山里丸に着きました。

廊下橋は屋根付きの橋で、西の丸と山里丸・北の丸を結んでいます。

イッセイ
イッセイ

大分府内城は戦時中の空襲で櫓数棟が焼失したけど、昭和40年(1965)に西の丸西南隅櫓など三棟の櫓と大手門が、平成8年(1996)に廊下橋が復元されたんだ。

しゃっちゃん
しゃっちゃん

戦後に多くの建物が復元されたんだ!

山里丸からは人質櫓が見えます。

現存する櫓は、この人質櫓と宗門櫓だけです。やはり堀と櫓がきれいですね。

大分に来たということで、だんご汁&とり天を食べました。

だんご汁には、もちもちのだんごが入っていて美味しかったです。とり天は、サクサクの衣にジューシーな鶏肉がマッチしていてとても美味しかったです。

豊富な水に守られた城に行けて良かったです。

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