今回は、岐阜の象徴ともいえる天下布武を宣言した信長の城、岐阜県岐阜市の岐阜城に行って参りました。
岐阜城の概要
もとは山の名前から、稲葉山城(井ノ口城とも)と呼ばれ、戦国時代に斎藤道三が山城と城下町を整備しました。斎藤氏が三代にわたり居城としましたが、織田信長に滅ぼされます。信長は岐阜城と名を改め、城を整備しました。
この城は強かったの?
景観や居住性を重視した城になっていて、攻めにくくはあるものの7回も攻め落とされているんだよ。
岐阜城を望むことができるビル
JR東海道本線の岐阜駅に着きました。
岐阜駅前では、黄金の織田信長公像が待ち受けていました。
岐阜市制120周年を記念して建立されました。この像を見ると、岐阜に来た!って感じがします。
岐阜駅の西側にある43階建ての高層ビル「岐阜シティ・タワー43」に行きました。そこの最上階の展望台からは、北東に岐阜城を見ることができました。
南西には名古屋市街も見え、広範囲を見渡すことができました。それでは、岐阜城へ向かいます。
信長の時代の遺構が残る岐阜公園
岐阜城へは、岐阜駅からバスで行きました。岐阜公園歴史博物館前で降り、岐阜公園へ入ります。岐阜公園の門の前には、若き日の織田信長像がありました。
凛々しい姿の若き信長の像でした。
公園内を進むと、麓にある織田信長の居館跡に着きました。
通路、石組が整備復元されていました。他に石垣なども残されています。いよいよ、山頂へ上っていきます。
山上に天守がそびえる信長の岐阜城
山麓から山頂までは金華山ロープウェーで約3分で上ることができました。往復で1100円です。ロープウェーから見る岐阜市内の景色がよかったです。
山頂駅からは比較的楽な坂道が続いています。8分ほど歩いて天守に到着しました。
これが岐阜城の天守です。昭和31年(1956)に鉄筋コンクリート造で再建されました。自然石を積んだ天守の石垣は信長時代の石垣を積みなおしたものです。
それでは、天守に入っていきます。入場料は、2023年現在、岐阜城資料館と共通で、大人(高校生以上)200円、小人(4歳~中学生)100円で、天守内部は岐阜城の歴史についての説明などが分かりやすく展示されています。
天守内には織田信長座像がありました。
これは、国の重要文化財である織田信長坐像の複製です。想像していた顔ではなくて、驚きました。
最上階に着きました。最上階からの眺望は本当に素晴らしかったです。
防衛よりも居住性を重視した城だけに山頂から見る岐阜の城下の景色は圧巻でした。
すごい景色だね!
長良川や遠くのほうには伊勢湾も見渡すことができるよ。
次に、天守の東に建つ資料館、岐阜城資料館に行きました。
昔の武器庫、食料庫を模して復元されたもので、岐阜城関係の資料を展示されていました。入ると横に、2020年のHNK大河ドラマ、「麒麟がくる」の斎藤道三(本木雅弘)の蝋人形があり、驚きました!
本物そっくりで、ちょっと怖かったです……
昼食は、山上の展望レストランで飛騨牛焼肉丼を食べました。
ボリューム満点でやわらかい飛騨牛がとても美味しかったです。ガラス張りの店内から岐阜市内を一望しながら飛騨牛を食べるという何とも豪華な昼食になりました。(もう、この一週間は禁欲生活です。)
山麓に戻り、長良橋で長良川を渡り、川越しに岐阜城を見ました。
標高329mの金華山山頂に築かれた典型的な山城であるということがわかります。
天下布武を目指した織田信長ゆかりの城に行けて良かったです。
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